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1年国際コースの論理・表現の授業では、夏期講習の期間にスタジオジブリの場面写真を使って授業を行いました。これは、鳥取県の青翔開智中学校・高等学校で行われている教育実践を参考にした授業です。
生徒たちは「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」などの様々な作品・各50枚から、最も印象に残った場面写真を作品ごとに1枚選択します。描かれているモノ・コト(事実)、自分が感じたこと(解釈)について英作文を行った後、選んだ8枚の中に共通性を探し出すのが今回の主な活動です。直感的にいいなと思った写真をよく見て共通性を見いだすことで、自分が何に興味があるのか、どんな価値観を持っているかを掘り出して、それらを言語化すること、そしてロジカルシンキングのひとつである『帰納法』を理解するようになるのが授業の目標です。
最初は共通性なんてあるのかと困った様子の生徒達でしたが、描かれている登場人物の表情、色や構図、光と影など様々な視点から8枚をよく見比べることで、少しずつ見えていなかったものが明らかになっていきました。共通性を見つけた後はそれについてさらに深く考察します。
「どの画像にも2人の登場人物が写っている。楽しみを共有したり、不安になったり、悲しかったりするときに人は2人になる。これらの画像を選んでいるのは、自分が地元の友達と離れて暮らしていて、その友達の気持ちに寄り添いたいけど寄り添えない気持ちがあるから。」
「現実では見られない光景の画像ばかりを選んでおり、これは自分が違った世界について書かれている小説を読むのが好きで、想像力を刺激してくれるものにひかれているから」など、たくさんの興味深い考察がありました。
 全員の作品を廊下に貼りだして、鑑賞会を行いました。自分の作品を満足そうに眺めたり、互いの作品の良いところを褒めあったりと、とても刺激的な時間となりました。同じ画像を選んでいても、着眼点や解釈が違っていることを面白いと感じてくれたようです。

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